雑記

雑記

2021-01-01から1年間の記事一覧

企画力はどこから生まれるのか

編集職を目指すうえでで、というか全ての職種でもっとも重要な能力は、アイデアや発想を使った「企画」力だと思う。なぜか。 広告プランナーやコンサルタントをはじめとする企画職系統でも、営業販売員や事務職、デザイナー、エンジニアなどであっても、従来…

日常の欠乏観と夢の関係性

先日、30歳の友人に「夢があっていいねえ」と言われた。子どもには夢を持てと言うが、大人にはいつまで夢を見ているんだと言う。夢に魅せられていいのは何歳までなのか。 そもそも夢とはなんだろうか。 夢の辞書的な意味は、睡眠中に持つ一連の観念や心象で…

都心と地方の違いは焦燥感

都心と地方で可処分所得が違うので、都心が地方に比べて給料が高いと聞いたことがある。ぼくは地方で働いたことがないので、本当にそうなのかと疑問ではあった。ちょっと調べてみると、たしかに地方の方が安い。 その理由は、人口が少なかったり、地方自治体…

どんなコンテンツがおもしろいといえるか

「おもしろきこともなき世をおもしろく」と高杉晋作は詠んだ。旅行や映画、本、漫画、遊園地、飲み会、SNSなど、ひっくるめてコンテンツを楽しむという行為はわかる。しかし、おもしろいとはどう説明すればいいのだろうか。抽象的な概念であり、また他の人…

好きを仕事にするとはどのような状態か

人生を豊かにするには、好きなことを仕事にすることだ、とよく聞く。それは、昭和の時代が「稼ぐ・ぜいたく・名誉」という物欲重視の考えから、バブル崩壊を経て平成になってからは「何をしているか」という精神性の豊かさを求めるようになったからだと感じ…

文章がうまくなるためには

文章はどうしたらうまくなるのだろう、というのが最近の悩みだ。日常的に文章を書くことをはじめた当初と比べると、うまくなったのだろう。だが、いまは少し前と比べて変化しているかというと、実感がない。20時間の法則を過ぎてからずっと横ばいの成長曲線…

結局、結果を出すのは勘違いしてるやつ

世の中にすごい人やその業界で有名な人、一定以上の結果を残した、いわゆる成功した人の書籍は多い。その人たちの成功体験やノウハウが書かれた本は成功哲学書とも言われる。 ぼくはこの手の本が好きだ。成功の方法を知れるのなら、それを実践すれば自分も成…

自信と現実の相関性はあるか

やる気がでないのはなぜか。動機付けがないからだ。いや、目的も目標もある。なぜ失速するのだろう。たしかに夢を持っている人すべてがやる気に満ち溢れているのなら、世間では夢はかなわない、努力は実らないという人はいなくなるはずだ。といことを考えて…

人間はAIの奴隷になるのか

ビルゲイツは数十年以内に約8割の仕事がAIに奪われると言っているらしい。その記事を読んだときは社会人1年目だったので、衝撃的だったことを覚えている。その未来が来るなら、いま学んでいることは全て無駄ではないかと。 しかし、いまになって思う。それ…

やりたいことを最大化する「集中力」のつくりかた

一般的に年齢を重ねると、時が経つのが速く感じると言われている。社会人として何年か過ごすと、そのことを如実に感じるようになった。なぜそんなことを考えたかというと、やりたいことが20代半ばを過ぎてから出てきたからだ。 それまでは頭の片隅に、高校の…

百聞は一行に如かず

応募の書類落ちは多い。前職は退職しているので、企業に就職しかないのだが。 やはり在職中の転職が王道のようだ。ストレスが少ない。とくにお金の心配は大きいし、見通しがないのも負荷がかかる。 とは言っても、応募しないとわからないことも多い。 それは…

才能と技術の違い

才能とは、ある特定の領域において、他より優れた結果をもたらす能力を言う。その点で自分に才能なんてものが眠っているとは思えなかった。そして、才能は遺伝子や環境で決まってしまっていて、これからを生きることでは開花することはないと、一般的には思…

若さと等価交換で得るもの

人生のステージを考えるうえで、年齢はほとんどの人が考慮に入れるべき要素だろう。なぜなら、そのときどきで出来ることや状況が変わるからだ。学生や若いときなら膨大な時間があるように、50代ほどになるとお金や人脈があるなど、持っているものがそれぞれ…

新書は解釈を、古典は普遍性を

最古の印刷技術が開発されたのは、1世紀のことらしい。ただ、印刷といっても現代のように一瞬でコピー用紙に映し出されるのではなく、版画のレベルだった。それに革命が起きたのは15世紀にドイツで発明された活版印刷技術だ。そのときは印刷機(現代の機械で…

良い選択・悪い選択が人生にどう影響するか

医療や健康に興味があるのは、自分軸と距離が近かったからだ。他にその現象を解明するのはおもしろいと思うが、医者や医療従事者みたいに命を救いたいとは思わない。もちろん、とても尊いことだし素晴らしいことだ。しかし、一般的に尊い・感動されるものが…

理念とノウハウ、どちらが重要か

リクルート、という企業がある。先日、リクルート系列の面接があったのだが、気になった点は面接前に見る、企業説明のYouTube動画だった。なぜかというと、再生回数がほぼないのに動画に広告が貼ってあったからだ。 会社説明動画をYouTubeに公開するのは構わ…

ハイパフォーマンスを考える

文章を書くようになって、集中できているときとできていないときが明確にわかれていると感じるようになった。読書や映画、スポーツをしているときは集中しようと考えずに夢中になれる。これらと、仕事中やクリエイティブな作業をするときとの違いはなんだろ…

成果を残せるのは2%以下の時代で 

国会図書館には、ほぼいままでの出版物が揃っているらしい。しかも、それが無料で閲覧できるのだから、これほどコスパのいいものはないに違いない。本でも雑誌でも漫画でも、果ては官能小説などのたぐいまで揃っている。ただ、あくまで市場に出回っているも…

本を買う理由

インターネットの発展により、欲しいと思った情報はすぐ手に入るようになった。たとえば、ひとつの料理のつくりかたなどで調べれば、複数のソースから情報を無料で知ることができる。このように情報が無料で手に入る時代で、本の価値はなんなのかを考えてい…

孤独をあえて愛するということ

インターネットが社会に使われはじめて、もう30年近くたっただろうか。現代では、インターネットがない生活など考えられないほど、私たちの生活に結びついている。 ITが発達していく過程で、コミュニケーションの仕方も大きく変わった。手紙を書いていた時代…

今後の更新について

これまで約3か月、毎日更新してきましたが、宣伝会議の卒業制作と本格的に転職活動をするため、週に一回の更新にしたいと思います。 書き手としても、文章の美しさや論理など、学ぶべきことはまだまだありますが、いま優先すべきは作品づくりと職を得ること…

楽しいを考える

戦争とビジネス、スポーツは似ている。戦争とビジネス・スポーツは根本的に別ものじゃないかと思われるかもしれないが、戦略や戦術、情報、兵站など戦争の技術や考えから派生したものも多い。 近代のテクノロジーが発展するのは、戦争によるとよく言われる。…

欲望とは何か

前回の記事で目的とは、衝動から得られる結果の見通しだと述べた。そしてそれらは欲望に関係しているとも。今回は、欲望の快欲求と欠乏感とは何かを考えていきたい。 そもそも欲望とは何があるかと言うと、有名なものだと食欲・性欲・睡眠欲であろう。食欲と…

やりたい仕事、何をしたいのか、何のためにするのか

その時その時でやりたいと思う仕事に就いてきたわけだが、未だに明確な答えが出ていない。もちろん、今では編集・ライターの職業を目指しているし、その仕事が面白いと感じている。しかし、そのうえでその職業で何をしたいのか、と聞かれるとあいまいな答え…

剽窃と翻案と

近年、小説や音楽作品などを剽窃したとして、さまざまなエンターテインメントで議論がなされている。中には事件に発展するものもあり、アーテイストやクリエイターにとっては、この問題は意識せずにはいられない。 では、なぜこのようなことが起こるのだろう…

計画の進行を邪魔するものは

最近(最近に限ったことでないが)自分の立てた計画が崩れている。そのときに終了しているタスクが終了しない、一日での達成率が低いなど思い通りにいかない。 原因としてはわかっている。それは、タスク以外のことに誘惑されて、進行が妨げられていることだ…

わかっていることと、わかったつもりなこと

文章にしたり人に説明したりするとき、上手く説明できないときがある。最近では面接時に、自分の中ではこうだろ、というようにわかっていたものが、実際には上手く話せなかった。 その原因はなんだろうか。 それは、言語化が甘くなっていたからだ。頭の中で…

天才と直観

ある特定の分野で、一般人には到達できないだろうと思われる領域に至ってしまう人々がいる。世間では彼らのことを「天才」と呼び、自分たちとは違う人種なのだと考える。 誰が天才かと言われると日本だと、イチロー、孫正義、堀江貴文、小室直樹、藤井壮太あ…

良い文章とは何か?名文とは何か?

名文・悪文とは、文章の美しさで良し悪しを判断されていると思う。確かに小説家が書いた文章は美しいし、エンターテインメントがある。ただしこの名文の文脈とは、情緒があり、感動を引き起こし、カタルシスが感じられるような文章のことを言う。 ここで考え…

目標達成にはルーティンが必要か

仕事でも人生でも、何事においても効率が求められることは多い。もちろん、その時間や行為そのものを味わうことを目的にしているのであれば、その限りではない。しかし、目的や目標がある場合、どれだけ短い時間とアクションで到達できるかを求められるのは…