雑記

雑記

随筆-書評

頭を更新していくために観る。会田誠「性と芸術」に関する書評を読んで

美術は自分が感じたまま自由に見てよい、とよく言われているらしい。見た人が当人の感性で楽しめるのならば、そこに意見はない。あくまで楽しむだけなら、の話だが。 しかし美術を評価したい、意欲的に学び・感じ取りたい、競い合いたいと考えるならば、「見…

宇宙飛行士の本から学ぶ、メンタル法

" data-en-clipboard="true">宇宙飛行士はトップクラスに失敗できない仕事であり、そして厳密に結果を求めらる職業だと言えよう。ロケット、宇宙船、船外活動のロボットなど、上げればキリがない。その人材育成の投資費用は想像が難しいが、ビジネスという枠…

「メディアの未来」ジャック・アタリ から感じること、まとめたこと

18世紀のフランスで、ジャーナリズムとは権力の手先という意味を表す否定語だった。大衆を嘘で先導し、上級国民に富と豊かな暮らしを盤石にする職業だったのだ。いまもむかしも、価値のある情報は特定のクラスター内で流通し続ける構造に変わりはない。 権力…

「ソロモンの偽証」を見て思うこと

学校は社会の縮図と言われる。教師という権力者と生徒という強制労働者の表側と、校内の状況は外部から不可侵という裏側があるからだ。校内という海を渡っていくには、権力者にいかに気に入られるか、周囲の労働者のなかだポジショニングを獲得するかに左右…

「いきの構造」の視点で見る宣伝の本質とは

" data-en-clipboard="true">広告が邪魔と感じると言われて久しい。とくにインターネットが登場してからは、広告の質が落ちた。なぜか。 " data-en-clipboard="true">不快な広告表現はいやらしい。主にWEB広告やYouTube広告が不快に感じる理由は、質が低い。…

不感症は視野狭窄を生み、存在を軽くする。「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか」を読んで

" data-en-clipboard="true">本気で後悔したのはいつだろうか。各教育機関での受験か、一番好きだった人の失恋か、結婚か、新卒か、それとも親しい人の死に目だろうか。呼吸困難になるほど泣いたのは小学生以来な気がする。 " data-en-clipboard="true">時が…

文字とビジュアルの境界線。「格闘する者に○」を読んで

出版業界をテーマにしたものを読もうと思い、三浦をしんさんのデビュー作を見つけた。出版のことはほぼ出なかった。処女作は作家の感性が詰まっていると言うが、それらを抽象化するには他作品を読む必要がありそうだ。 気になったところは2点。 ひとつは、…