雑記

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2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『僕は君の「熱」に投資しよう』佐俣アンリ 書評【後半】

【前半】に引き続き、書いていく。 DAY5 「若いからいまからでも大丈夫」「何歳でもやり直せる」と年配者は気軽にいうが、果たしてそうか。筆者はそうは思わない。たしかに、晩年になって成功した例は存在する。が、成功した理由は、晩年まで継続してい…

『僕は君の「熱」に投資しよう』佐俣アンリ 書評【前半】

独立系ベンチャーキャピタル「ANRI」の代表パートナーである佐俣アンリ氏の著書。本書は、ビジネス哲学書に分類されるだろうが、所々にノウハウも書かれている。7DAYの講義の名目で、7章立てしてある。ここでは各章ごとに気になったことばと、筆者の考えを…

ビジネスマンが特定の技術を取得する方法

特定の技術や知識を専門的なレベルで取得するには、一定以上の時間が必要だ。ある分野で一流と呼ばれるまでには、一万時間が必要と聞いたことがあるだろう。これはマルコム・グラッドウェル氏が著書「天才! 成功する人々の法則」にて、大きな成功を収めるに…

ガムの効用とメディア

最近、歯科医がガムをかむと歯にいいとよく聞く。唾液の分泌を促し虫歯予防になったり、あごの筋肉を動かすので血流がよくなり集中力が増すなど、さまざな効果があるようだ。 筆者も、大学受験時代にはお世話になった。なかなか学習に集中できないときに、ガ…

将棋プロ棋士の直観と専門スキルの養成

ビジネスでは、論理力を持てと言われる。論理力の考え方には、大きく分けるとふたつある。 ひとつは、演繹的に考えること。いわゆる三段論法だ。たとえば、人間は死ぬ。ソクラテスは人間だ。ゆえに、ソクラテスは死ぬ。このように普遍的な事象を証拠に、三段…

安かろうのなかにも、良かろうモノがある

安かろうのなかにも、良かろうモノがある 先日、スマートフォン用のイヤホンが壊れてしまったので、電気屋さんに再購入に行った。もともと使っていたのは、テキトーに買ったり、貰い物だったりするので、品質のいいものではない。また私自身もとにかく音が出…

常識と審美眼の相関関係

日本人はみんなと一緒がいいとよく言われている。いわゆる、常識的に正しく、周囲と同じ行動を求めがちだ。しかし、欧米諸外国では、常識として「みんなと違うこと」を教えられる。みんなと一緒であるとこは、個性的でないと考えるからだ。そんな西洋の考え…

取材執筆推敲 備忘録「執筆②」

ことばを外気に触れさせる前に ことばは、とくに文章は、木工用の接着剤に似ている。液体から、少しずつ可塑性を失い、固体になる。 ひとたび文字にして外気に触れさせた瞬間、ことばは硬化をはじめる。 だからこそ、文章は安易に書きはじめるものではなく、…

ビジネスマンのピーク年齢

愛車のロードバイクを乗りながら、ふと頭によぎったことがある。自転車で前に進むのって、時間が過ぎる感覚に似ているなと。自転車に乗っているときは、目的に向かって止まることなくこぎ続ける(信号機などで止まったりすることはあるが)。時間だって同じ…

取材執筆推敲 備忘録「執筆①」

書くのではなく、翻訳する 感情の翻訳など、ことばにする(翻訳する)ことを、習慣化したほうがよい。 文章を書く=翻訳のしかたを学ぶ。ことだ。 言文一致の果たされていない世界で 執筆とは、「取材の翻訳」である。 文章の書き方、文章術などは「翻訳のし…

「大人のための書く全技術」斎藤孝 まとめなど

「書くように話す力」でプレゼンテーションの達人に プレゼンテーションは、準備する文章のクオリティによって、成否がわかれる。 例として、アメリカの大統領の演説などでは、いかにも今考えて話しているような臨場感をもって語りかける。しかし、元となる…

年齢で見た新規営業の期限

企業は営業職を必要とする。企業の存在理由として営利目的がある以上、これはほぼ避けて通れない。どんなにいい商品・サービスをつくっても、消費者に知られなければ、利益はでないからだ。なので、企業は顧客を獲得できる営業職を必要とする。 ここでは営業…

「数学受験術指南」森毅 書評

タイトルに書かれているように、大学受験の数学勉強法について書かれた本だ。しかし、社会人が読んでも学びは多い。人生においてモノの学びかた・とらえかたに置き換えられるからだ。成果が出ないと感じる人は、まずやり方や考え方を疑ってみる必要がある。…

「孤独のチカラ」斎藤孝 書評

新潮学芸賞などを受賞した大学教授であり、教育学者、著述家で活躍する斎藤孝氏の著書である。斎藤氏の著作が増えだしたのは、2002年ごろで、本書は2005年発行だ。ほとんど初期の作品であるためか、斎藤氏の考えがダイレクトに伝わってくる。 斎藤氏が世に出…

「シンゴジラ」に見る行政の意思決定プロセス

2016年に新世紀エヴァンゲリオンで知られる庵野秀明が監督の「シンゴジラ」が公開された。水素爆弾を題材にした初代「ゴジラ」のように、政治的メッセージを込めた映画となった。本作は、3.11をモチーフにしており、日本の政治システムを垣間見ることができ…

ワーキングホリデーの有用性について

近年のグローバル化の波により、日本国内でも英語の能力が必要とされてきている。英語が使えれば、仕事の幅は広がるだろうし、海外で働けるチャンスもある。 ただし、重要なのは、どのようにして英語の能力を手に入れるかだ。エビデンスはないが、私の周囲で…

取材執筆推敲 備忘録「取材②」

前に書いた取材執筆推敲 備忘録「取材①」の後半をつづる。 ライターの自分を切り離す 原稿を成立するために場をコントロールできてこそ一流の聴き手でありライターだと考える人も、多いのかもしれない。 だが、これらはすべて「ライターの都合」である。 そ…

取材執筆推敲 備忘録「取材①」

編集職、ライターを目指すにあたって、文章の教科書なるものを探すために、インターネット上の記事やライターの随筆などを読みあさってみた。たしかに枝葉の技術は多く見つかったが、書く技術の「教科書」といえるものについぞ出会わなかった。 とはいえ、文…

悪魔の勉強術 備忘録

今回は佐藤優氏の「悪魔の勉強術」の書評というか、気になったところの抜粋をコメントをつけて書こうと思う。 佐藤氏が大学の神学部生への講義形式で、ほぼモノローグ調で進めれられる。副題として「年収一千万稼ぐ大人になるために」とあるが、主な内容が将…

文章が書けるようにするには

文章が書けるようにするために、必要なことを要素分解してみた。なぜかというと、最終目標のライター(もしくは編集職)になるために、文章能力をあげるためだ。 以下は私の考え。 1,文章の型 2,文法力 3、読解力 4,段落力(パラグラフ) 5,構成力 …

積み立てNISAなどの少額投資と年収増加についての考察

現在、新型コロナや日本の経済成長の影響により、投資ブームが来てる。国も経済状況改善のために、投資を推進している。それが積み立てNISAなどの非課税制度である。 なぜ制度として成立するまで投資を推し進めているのだろうか。考えられる理由は、先ほども…