雑記

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ビジネスマンのピーク年齢

愛車のロードバイクを乗りながら、ふと頭によぎったことがある。自転車で前に進むのって、時間が過ぎる感覚に似ているなと。自転車に乗っているときは、目的に向かって止まることなくこぎ続ける(信号機などで止まったりすることはあるが)。時間だって同じだ。自分の都合で立ち止まったり遡ってはくれず、ただ前に進むだけである。

 

さて、人生はいったい何時間か、考えたことがある人はどれほどいるだろうか。

ちなみの私は、一回目の転職活動をしてるとき、27歳のときにTEDの登壇者か、MITの卒業生が人生の残り時間とはとしゃべっていたのをYouTubeで見た気がする。30歳も手前な時期で、そろそろ若いとは言えず、再チャレンジも難しくなる歳だ。そんなときに人生に残された時間のことを知った。

現代だと、人間の平均寿命は伸びて80歳ぐらいまでは生きれる時代だ。なので、80歳まで生きたとすると、人生の総時間は700.800時間だ。仮に、いま27歳だから35歳までだと、あと6年なので52.560時間か。いまいち想像できず、実感がわかなかった。

 

そんなときVCである佐俣アンリさんの「僕は君の『熱』に投資しよう」という本を読んだ。その本の一節に、「人生のピーク年齢を安売りするな」と書いてあった。ピーク年齢とはなにか。「脳の瞬発力と回転数」が一番優れている年齢のことだった。つまり、人生のなかでもっとも深く思考できる時期のことだ。ここを過ぎてしまうと、経験や知識などで補うことはできても、二度とこのゴールデンタイムはこないと。

ということは、少なくとも30歳までに人生の軸となるスキルや特殊能力を身につけなければならないと、残り時間の少なさに絶望しかけた。27歳の私の残り時間は、26.280時間だ。

 

そのとき採用が決まっていたIT会社の営業職を辞退した。時間はかけてられないので、無理やりやりたい仕事を探した。そこで出会ったのがコピーライターだった。だが、未経験での募集は皆無で、まずは業界に入ろうと思い、広告会社の営業職で採用されたのだった。

それから1年が過ぎる前に、新型コロナの影響で業績は人に言えないほど。そんな状況で新人に仕事はあるだろうか。またピーク年齢のことを思い出していた。それから退社を決めると同時に、自分目指すべきところをもう一度探した。それがライター。

 

ライター目指し歴は半年に差し掛かる。30歳まであと1年で、8760時間だ。まだ先は見えない。だが、とにかくなにかを書こうと思う。

 

ひとつ言えることは、いまが人生のゴールデンタイムだ。それだけは変わらない。そして止まらない。