雑記

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【書籍企画】文化人類学ではじめるマーケティング活動~文化が購買の決め手になる~

タイトル 
文化人類学ではじめるマーケティング活動~文化が購買の決め手になる~
 
コンセプト
根ざした文化の違いから、選択するプロモーションやコンセプト立案を変えることで効果を発揮する。新しい高解像度マーケティング手法である
 
解説

共通項を抑えてた学問、マーケティングや心理学などは重要である。しかし、国ごとに文化は違うので売れるものにバラつきがある。なぜなら、国ごと(もっと言えば地域ごと)に、国民に備わっている文化性は違う。西洋であれば個人主義ー西洋哲学や宗教(キリスト教)などを背景に、アジアなら東洋哲学、中華系思想や仏教、多神教を背景に国民が内包する観念とも呼ぶべき無意識の価値観が醸造されているからだ。だからこそ、個別具体的な理論に実現する、文化ごとの特性を論理化した文化人類学で差異を認識する必要がある。

例えば、漫画は日本は大きな市場であるが、海外でトップ市場を誇る米国でさえ250億円に留まり、世界では1000億円規模の市場でしかない。この違いは、何を好み忌避するかを決定づけている思想が根底にあると考えられる。それが文化性だろう
なので、米国やEUで売れている・良いとされているからと言って、日本ですぐ売れるわけではない。翻案のように、日本の文化人類学的にテラフォーミングした、観念に合う価値観を刺激する必要がある。それらの指標となるのが、文化人類学であり、小規模地域の考察が民俗学である。
 
対象  
マーケティング・企画職
・アイデアスキルを獲得したい人
・教養を得たい人
 
構成案
■ならした情報より、本質的な答えを
・平均的な答えが必ずしも正解ではない理由
ビッグデータよりシックデータ
・文化の違いが行動を規定する
文化人類学的な行動観察
行動経済学より具体的な考え
・個別具体的な事象を観察する
・普通より特異を重視する
・育った文化によって異なる行動特性
・都会と田舎の感じ方の違い
・多数に仕掛けるプロモーションはベストか
・本質を抽出する
マーケティングデータと思考錯誤
・データと感覚、どちらを選ぶか
 
著者候補
・磯野真穂(人類学者)
・小田博(人類学者)
安宅和人Yahoo CSO
 
類書
エスノグラフィー入門
柳田國男先生随行
折口信夫「まれびと」の発見
・いきの構造