雑記

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積み立てNISAなどの少額投資と年収増加についての考察

現在、新型コロナや日本の経済成長の影響により、投資ブームが来てる。国も経済状況改善のために、投資を推進している。それが積み立てNISAなどの非課税制度である。 

 なぜ制度として成立するまで投資を推し進めているのだろうか。考えられる理由は、先ほども述べたが、経済状況の改善や眠っている預貯金の活用であろう。特に預貯金は、個人保有資産の約50%(約1000兆円)である。アメリカの約20%と比べると、いくらか投資に回すことによる経済活性化を狙うのも自然な政策だと考えられる。

はたして投資は得なのか。株式や不動産、債券などは、資金調達や事業活動として企業が行う場合は有用性は認められる。それは動かす金額が大きいので、リターンも多くなることから想像できる。 

しかし、個人で投資できる金額には限りがあり、リターンも予測できる。ゆえに、有効な方法論と一律に論じるのは検証してからでも遅くはないだろう。

私は少額投資を20年続けるより、能力開発のために自己投資し年収が増加した方が、大局的に得ではないかと仮説を立てた。

検証モデルは、①積み立てNISAで投資を平行し、一般的な年収推移の者と、②一定の期間で年収が増加した者と対比する。なお、今回は投資の利息額と年収の上がり額で、金額に対してのリターンで比較したいので、詳細な計算は省くものとする。

 

検証期間は、少額投資非課税制度が有効な20年間とする。 

①の年収モデル

❶1~10年は、400万円

❷10~20年は、500万円

❸積み立てNISAは、33,000円/月×12か月×20年として計上

 =792万円(積み立て金額)+564万円(運用収益=利息)=約1356万円

 

②の年収モデル

❶1~10年は、400万円

❷10~20年は、800万円(能力開発による年収増加)

年収800万円ー500万円×税率(800万円の税率23%)

=約230万円×10年=約2300万円

 

試算の結果、②の方が944万円の得の試算になった。もちろん、詳細な計算方法はしていないので金額の上下はあると思うが、年収が増えた方が大局的によいと結論にする。

結論では年収増加モデルがよいとなったが、投資が悪いというわけではない。なぜなら、それも能力開発の投資だからだ。しかし、それは自分で思考を深めた結果だろうか。メディアの先導する大多数の人間の行動にならうだけでは、本当に豊かになれるのだろうか。

安易に手に入る方法はではなく、試行錯誤して、本当に豊かになれる環境を自らつくる。こちらがよいのだろう。