雑記

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本を買う理由

インターネットの発展により、欲しいと思った情報はすぐ手に入るようになった。たとえば、ひとつの料理のつくりかたなどで調べれば、複数のソースから情報を無料で知ることができる。このように情報が無料で手に入る時代で、本の価値はなんなのかを考えていきたい。

 

情報の種類と価値

ビジネス書、学術書思想書、カルチャー誌、ダイエット本など、さまざまな種類の本が売られている。種類は違っても本とは情報の塊であり、おおきくふたつに分けられる。それは、技術やノウハウに関することと、思想や思考などに関することだ。

たとえば資格でも健康でもマネジメントでも、その知識を取得しノウハウとして昇華することができる。なので、技術やノウハウに大別できる。

一方、経営者や芸術家、音楽家などが何を考えて仕事をしているなどは思想に関することだ。その生き方も、どういう考えで行動をしたかなど、考え方に関係する。なので、思想や思考に大別できる。

 

本の分類はわかったが、無料のインターネットで調べるのではなく、本を買う理由が不明だ。本は一冊数千円するが、その価値を担保できているのだろうか。ぼくが考える本の価値は、ある程度専門家が執筆するため情報の信頼があり、内容も高度である。また、それらが読みやすくまとまっている。そして、その執筆者の独自な考えや珍しい情報が載っている。この3つが本の価値であると思う。

 

現代ならインターネットで拾えない情報はほぼないとはいえ、情報が高度であればあるほど、そこまでにたどり着くには多くの時間がかかってしまう。また、情報の真偽も確かめなければならない。たとえば、量子コンピュータのことを知ろうとすると、どれほど時間がかかるか想像できない。

このように、高度な情報をすぐ手に入れることができるのが利点として挙げられるだろう。

では、本にはこのような効能があることを前提として、人はなぜ本を買うのか。

ぼくが考えるに、理想像を目指して自己変革に役立つ本を買うのだと思う。哲学やダイエット、恋愛、ビジネスなど、潜在意識だろうと健在意識だろうと、本音で本を選ぶと思う。

 

それは他人に勧められたものでは決してない。たとえば、友人にお勧め本を紹介したとき半年後聞いてみたが、購入には至らなかったようだ。このように、個人の財布からお金を出す場合は、興味があっても難しいのに、興味のないものならほぼ欲しいとはならない。

 

このように考えると、自分の本棚を見れば何を好み、どういう生き方をしたいかなど、自己理解は深まると思う。