以前、タイトルの実験をしたことがある。目標とか、強い意識とか、そういうのを抜きにして強制的に特定の状態にしたら、どれくらいで違和感を持たなくなるかの実験だ。これをしたのも、起業家のかたのセミナーで話していた内容だからだが。
その実験の内容は、普段時計を着けている手を逆にしてみる、というものだ。男性なら左手に、女性なら（たぶん）右手に着ける人が多いのではないだろうか。ぼくは、基本的に右手に着ける。それをどれくらいで、違和感なく日常を過ごせるだろか。
実際に、時計を左手に着けて過ごしてみた。
１日目は、もうバリバリ違和感だらけだった。腕に重り入りのリストバンドを着けてるんじゃないかというくらいに。
2日目は、おっ、少し左手が軽くなったんじゃないかと思うようになった。いぜん、まだ重りは入っている。
３日目は、ふとした瞬間に意識すると、重りが戻ってくる感覚だ。しかし、意識してないと重りが入っていないリストバンドぐらいになってきた。
４日目は、時計にプラスして、遊園地に入るときに着ける紙のリングみたいなのがある感じだ。もう、そんなに気にならないが、右手と左手の違いぐらいは残っている。
そして５日目の夜、を越して６日目の朝。自然な流れで時計を着けて登校した。もはや違和感はなく、友人に「まだやってるの？」と言われて、右手に着けていることを意識した。
そういうことで、簡単な習慣なら５日間くらい連続でやれば、身につくのではないかという結果になった。あくまで私の感覚であるので、個人差はあると思う。しかし、習慣を変えるのは、そこまで難しくないという、自覚の助けにはなった。
朝起きられない、勉強の習慣が、運動の習慣がつかないと嘆いている人は、一度簡単なことから習慣にしてみてはどうだろうか。意外とすんなり習慣なんて変わるものだと、拍子抜けするかもしれない。
ちなみにいま、ブログを毎日書いているわけだが、これも最初からできたわけではない。何回か挫折したし、長い間書かなかったこともある。それでも習慣にできた。当たり前になるまでに、２週間くらいかかったと思う。いまの所感としては、途中書かないで終わろうとすると、気持ち悪くなるくらいだ。
なにかを習慣にする一助となれば幸いである。
