雑記

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ショートショートから学ぶ文章構成法

小説などの文学作品は、いわゆる芸術的な文章と言えよう。とくに純文学といわれる小説は、文章そのものの芸術性を評価する側面もある。代表的な作家には、太宰治川端康成、現代では村上春樹がいる。美しく情緒的な表現で、さらに読みやすい文章であるため、本を読んでいるといつの間にか没頭してしまう経験をした人も多いだろう。

さて、ここで問題なのが、文章が上手くなるために、小説を参考にしてよいかということだ。ビジネスでの文章は、芸術性とは遠い、実用性が求められる。たしかに小説の文章は、直接的に役に立つかと言われると疑問だ。しかし、作家はわれわれより多くの文章を読み、書き、親しんでいるのは間違いないだろう。そこで、なにが実用文に転用できるか考えてみた。

 

私の答えは、構成方法である。ただし、ショートショートといわれる、だいぶ短い小説の文章に限るが。ショートショートは、短編小説より短く、新聞のコラムより多い分量を想像していただけるだろうか。これは、資料をまとめたり、記事を書いたりと、文章量は似ているように思える。そして、作家はこの短さで読者を、おもしろくてなるほどと言わせなければならない。もはや、芸術性というより、コンテンツとしておもしろいかに掛かっていると思う。

実際に読んでみたが、導入から落ちまで、すんなり読めて、落ちもなるほどというのが多い。短くてちゃんと構成されてなかったら、ただの日記だ。

 

書くは読むからはじまる、とはよく言われる。たしかに、自分のなかに表現の引き出しがないと、そもそも書くというアウトプットが出来ないよな、と。

そしてライティング以外でも、自分のストックを増やしていきたい。けっして、書くより読むほうが楽だからではい。けっして。