雑記

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企業都合で起こる値段格差

新型コロナウイルスが蔓延して、ある程度時間が過ぎた。友人と会う機会も減ったので、あまりお金を使わなくなったのではないだろうか。基本的に家に引きこもる人が増え、デリバリーの利用率も相関的に増えた。

そんな状況で一番使われているのは、アマゾンの物流サービスだろう。家にいて、ほぼ運送費はかからず、欲しいものが手に入るのだから、使わない人のほうが少ない。もちろん、ぼくも使う。が、お金がないので、本当に最小限だ。そんな貧乏生活を送っているからこそ、気づいたことがある。

自分の興味のあるものの多くが、お勧め欄に表示される。ほとんど検索しているだけなのにも関わらずだ。いわゆる「リターゲティング」ってやつだ。まあ、そのくらいで利便性のあるサービスをタダ同然で提供してくれるのだから、安いものだろう。

そんな風に思っていたが、聞いたところによると、アマゾンは同じ商品でも人によって購入金額が違うらしい。つまり、お金をたくさん使っている人は値段が高くなり、貧乏人は値段が低く表示されるということだ。さすがGAFAの一角、AIを使っての分析も消費者に知られないスマートさだ。まったく気づかなかった。

 

売価は企業が決める

アマゾンの事例を知ってたからか、お弁当も売られる場所が違うだけで、値段が違うことに気づいた。具体的に言うと、自分の住んでいる住居地区と、仕事場の千代田区で値段が100円、25%違うのだ。なぜだろうか。

大企業のスケールメリットか、大量購入・大量販売でコスト削減しているのだろうか。と、考えよとして頭がパンクして、考えるのを止めた。

それと同時にピンときた、あの夢の国現象と似ていると。つまり、同じもの食べても、田舎で食べるのと、ディズニーランドで食べるのとでは、夢の国料金が上乗せられるということだ。ということは、都内で平均年収が高い区、千代田区料金が上乗せられていることなのだろう。

 

値段が低いのには、コスト的理由がどこかに存在する。しかし、値段が高い理由は、案外企業の都合によるものだったりする。値段以上の付加価値をつける企業が、もっと日本に増えてほしい、と思う事例であった。